銀行、保険会社、そして数多くのサービスプロバイダーは、アップロードポータルを使用して、第三者がアップロードするさまざまな機密ファイルや文書を受け入れています。ビジネスを自在に進めていくためには、システム全体の破壊やお客様の情報の暴露につながる隠れた脅威のリスクなしに、こうしたファイルを迅速に取り込む必要があります。しかしこうしたファイルがどこから来たのか、また、その中にどのような脅威が潜んでいるのかはわかりません。
他のファイルセキュリティ「ソリューション」は、ファイルの完全なブロックやPDFへの変換を行いますが、これでは安全であっても役に立たないファイルだけが従業員の手元に残ることになり、まったくの逆効果です。一方で隔離をはじめとする手動のプロセスでは、ビジネスを遅らせ、チームメンバーと第三者の両方にフラストレーションをもたらすことにしかなりません。ユーザビリティとスピードを犠牲にすることなく安全なファイルアップロードを実現するために、企業はファイルを事前にサニタイズすると同時に、マクロやその他のアクティブコンテンツなどの必要なコンポーネントを保持する必要があります。
Menlo Securityは、そのために実績のあるAIトレーニング済みの技術を使用しています。これをCDRやファイルサニタイズと呼ぶこともできるでしょう。私たちはPositive Selection®と呼んでいます。
このソリューション概要では、次世代のコンテンツ武装解除および再構築(CDR)と統合されたMenlo Cloudのソリューションについて説明します。

24時間365日利用可能なWebポータルは、多くの組織にとって不可欠です。これにより、お客様やベンダーは、どこにいてもフォームや文書など、さまざまな種類のファイルをアップロードできます。しかし一括ファイル取り込みは、生産性を高める一方で、シンプルなオンラインポータルセットアップやカスタムWebアプリケーションを通じて、企業を隠れたマルウェアにさらす可能性もあります。
企業が毎日数百、場合によっては数千ものファイルを処理している中、セキュリティチームがボトルネックや人為的ミスを起こさずに対応することは不可能です。一方、一部のマルウェアはサンドボックスを回避でき、アンチウイルスソリューションは既知の脅威のみを認識するため、ゼロデイ脅威の侵入を許す可能性が高くなります。次世代のファイルサニタイゼーション、ハッシュチェック、アンチウイルス、サンドボックスを組み合わせたMenlo File セキュリティは、従来のEDR、DLP、AV/サンドボックスなどのソリューション単独では対応できない課題を解決する力を提供します。
Menlo Securityのファイルセキュリティへの事前対応型アプローチを採用することで、チームはファイルによるエンドポイント侵害の発生前に対応できます。すべてのアップロードファイルは、クラウドアプリケーションやストレージに到達する前に、わずか数ミリ秒で安全に処理されます。
スタンドアロンのAV、EDR、DLPのような疑わしい要素をスキャンし、一部の悪意のあるファイルをブロックまたは無効化しても、見逃してしまうファイルがある検知ベースのソリューションとは異なり、Menlo Securityの技術では、悪意のある要素を検知してブロックするのではなく、プロアクティブに防御するために、すべてのファイルを自動的に再構築して100%安全なコンテンツを提供します。
メール:すべてのメール添付ファイルと疑わしいURLを完全にセキュアにします。
Webアプリケーション:Webポータル経由でアップロードされたファイルをサニタイズします。
Webブラウザ:わずか数ミリ秒で、ユーザーのダウンロードを無害化し、再構築します。
コラボレーションツール:ユーザー間のファイル共有はリアルタイムでセキュアに行われます。
コンテンツの無害化と再構築は、ほんの数ミリ秒でリアルタイムで実行され、エンドユーザーにとってはまったくその実行の時間を感じることはない、透過的なものです。これには、CDRプロセス内でほぼ瞬時に実行される初期のAVスキャンとハッシュチェックが含まれます。サンドボックスの場合は、その処理時間は、セキュリティチームが必要と判断する範囲内で短かったり長かったりします。
いいえ。Menlo File Securityはエージェントレスで、利用シーンに応じてオープンAPIを介して統合されます。組織がオンプレミスでインストールを必要とする場合は、Menloが対応できます。
確立されているブラウザに依存しないセキュリティソリューションとして、Menloはブラウザを超えて移動する悪意のあるWebダウンロードからお客様を本来あるべきように保護します。
もちろんです。Menlo Securityの詳細な脅威分析により、チームには以下の情報が提供されます。
ファイルタイプと送信元 – 脅威の送信元がメールの添付ファイルか、ブラウザからのダウンロードか、APIか、クラウドコラボレーションツールか
除去された悪意のあるコンテンツのタイプ – マクロ、スクリプト、エクスプロイト、ランサムウェアのペイロードなど
ハッシュ、ファイル名、ユーザーの行動指標 – 類似の脅威がどのように進化または拡散するかを追跡する識別子
定期的なキャンペーンと標的となったユーザー – どの部門、ユーザー、業務フローが最も頻繁にプローブされているかを強調表示
Menloは220種類以上のファイルタイプをサニタイズして再構築できます。これには、ZIP、アーカイブ、パスワードで保護されたファイルなどの複雑なファイルが含まれます。
完全なリストについては、こちらをご覧ください。
セルフガイドツアーで、Menlo製品がセキュアなアプリアクセスを可能にし、巧妙な攻撃をブロックし、ブラウジングセッションに関する重要な洞察を提供する仕組みをご確認ください。
Menloが組織それぞれ独自のセキュリティ課題を解決するためにどのようにカスタマイズできるかをご覧ください。それぞれの担当チームの目標に合わせてカスタマイズされたデモをご用意し、現在のスタックをセキュアにし、ユーザーを保護する方法をご案内いたします。真にセキュアなブラウジングエクスペリエンスをワンクリックするだけで実現できます。

レガシなセキュリティツールでは阻止できない攻撃を防ぎ、企業を保護し、アプリケーションへのセキュアなアクセスを可能にするMenlo Securityが世界中の組織から信頼されている理由をご覧ください。
エルサレムの小児リハビリテーションセンターであるALYN病院は、武器化されたWord文書を含む巧妙なフィッシングメールの標的にされました。この攻撃には、従来の検出を回避するために悪意のあるマクロや回避テクニックが使用されていました。Positive Selection技術を使用することで、従業員がファイルを開く前に悪意のあるマクロは自動的に削除され、脅威は即座に無効化されました。これにより100%ファイルが保護され、同病院はファイルを安全に適宜ダウンロードできる柔軟性を得ることができました。これは、希望するファイルの70%をブロックしていた以前のベンダーが提供できなかった機能です。