クラウドアクセスを再考する

現実に向き合いましょう。今日、私たちの活動はすべてインターネット上で行われています。Webメールでコミュニケーションし、プロジェクト管理プラットフォームでコラボレーションし、共有ストレージでドキュメントを共有しています。さらに顧客情報の管理、在庫の把握、トラックの運行状況の監視なども、すべてインターネット上で行われています。

これらのクラウドベースのツールやプラットフォームに、ユーザーが途切れること無く完全にアクセスできるかどうかが、ビジネスを行う上で非常に重要です。

では、サイバーセキュリティ戦略はなぜ、未だに境界（ペリメータ）型の保護に重点を置いているのでしょうか?

インターネットに境界はありません。ビットとバイトは公共のネットワークを介して大陸間を行き来しています。ユーザーは、オフィス、外出先、自宅、近所のコーヒーショップ、プールサイド、顧客のサイトなどから、仕事用のデバイスや個人用のデバイスを使ってログオンしてきます。

誰でも（それが脅威を与える攻撃者であっても）、いつでも、どこからでもログインできるということは、組織は大きなリスクにさらされていることを意味します。攻撃者は、スピアフィッシングや偽のログインページを使って認証情報を盗んだり、Web上の悪意のあるリンクや無害そうなWebサイトをクリックさせたりすることで、これらのクラウドベースのプラットフォームへのアクセス手段を手に入れます。

今こそ、企業はクラウドへのアクセス方法を見直すべきです。ビジネスのために、お客様のために、そしてセキュリティチームのためにも。

インターネットアイソレーションクラウドが、その変化を担います。インターネットアイソレーションクラウドはユーザーとインターネットの間に位置し、ユーザーがクラウドプラットフォームやツールの認証情報を危険にさらす可能性のある悪意のあるコンテンツにアクセスすることを防ぐ、エアギャップの役割を果たします。インターネットアイソレーションクラウドは、Webセキュリティ、メールセキュリティ、フィッシングトレーニングを1つのプラットフォームに統合し、URLフィルタリングとデータ漏洩防止の技術を用いて、堅牢なクラウドアクセスセキュリティソリューションを提供します。

インターネットアイソレーションクラウドにより、ユーザーはWebとメールに安全にアクセスできるようになります。その方法をご紹介します：

メールセキュリティ：

• メール内のリンクのアイソレーション：メールからリンクされた悪意のあるコンテンツに、ユーザーが不用意にアクセスすることを防ぎます。
• メールの添付ファイルのアイソレーション：ユーザーが添付ファイルをクリックすると、そのファイルはユーザーのデバイスから離れたリモートのクラウドベースのサーバーで開かれます。

Webセキュリティ：

• アクセス制御：URLフィルタリング、利用規程（Acceptable Use Policy）、アプリケーション制御、ファイル制御などを組み合わせ、悪意のあるコンテンツへのアクセスを防止します。
• 脅威の予防：インターネットアイソレーションクラウドは、クラウドサンドボックス、アンチウイルスおよび脅威フィードを統合して、予防的制御を回避してしまうような高度なサイバーセキュリティ脅威に対する保護を提供します。
• データ保護：アイソレーションは、データ漏洩防止（DLP）、クラウドDLP、そしてSaaSの可視化を統合することで、攻撃者がWeb経由で組織に侵入するのを阻止します。

ユーザーが効率的に仕事を続けるためには、インターネットに無制限かつ自由にアクセスできることが不可欠です。そして、ユーザーが組織を危険にさらすことなく、安全にアクセスできるようにすることが皆様の仕事です。残念ながら従来のセキュリティソリューションでは、Webやメールにおける現代のサイバーセキュリティの要求に応えることはできません。今こそ、インターネットアイソレーションクラウドソリューションを試してみるべき時です。